【セルフネグレクト】高齢者だけではなく若い世代にも増えている孤独死

2017年6月8日の「ノンストップ!」にてセルフネグレクトを特集していました。

とても他人事ではない興味深い内容だったので紹介させていただきますが、

ちょっと重い内容かもしれませんので、苦手な方は戻って下さいね。

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セルフネグレクトとは?

あまり聞き慣れない言葉ですが皆さんはご存知でしたか?

セルフ‐ネグレクト【self neglect】 

成人が通常の生活を維持するために必要な行為を行う意欲・能力を喪失し、自己の健康・安全を損なうこと。

必要な食事をとらず、医療を拒否し、不衛生な環境で生活を続け、家族や周囲から孤立し、孤独死に至る場合がある。

防止するためには、地域社会による見守りなどの取り組みが必要とされる。自己放任。

出典:デジタル大辞泉

つまり自分のことを放棄して無気力状態になり、生きる意志が欠落していくことです。

様々なことがきっかけで陥るそうですが、大きな原因は

社会や人との関わりが希薄になってることだそう。

番組では700件以上の事例を目の当たりにしている整理コーディネーターの方が解説にあたり、警報を鳴らしていました。

若い世代の孤独死

孤独死というと老人のイメージがありますが、現実には若い世代がとても増えているとのことで驚きました。

そこで番組では、若い世代の人がセルフネグレクトから孤独死に陥りやすいという二つのパターンを紹介していました。

1、40代男性のケース

妻と幼い娘がいる40代の会社員男性。

すれ違いから離婚し、妻と娘が家を出て行ってしまったのを機に、寂しさを紛らわせるため酒に溺れます。

食事は毎日コンビニ弁当で、家事する気力も風呂に入る意欲もなく私生活は乱れまくり、

やがて仕事もうまくいかなくなってしまいます。

そんなある日、娘から絵が送られてきました。

それを壁に貼り、父親として立ち直ることを決意するものの

意欲はすぐに立ち消え…

仕事を休みがちになり、やがて退職。

再就職をすることもなく、ネットスーパーやコンビニで必要な物を買い、貯金を切り崩しての生活。

数か月後には家賃が滞納され、取り立てに来た大家さんが

締め切った部屋で衰弱死してるのを発見したそうです。

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この方のように、

・離婚

・リストラ

・大切な人との死別

・病気、入院

など、私生活を支えてくれる家族がいなくなった喪失感や寂しさ、

社会的な不安や疎外感、

自分が必要とされていないという自尊心の低下、孤立感、

将来への展望がまるで描けないこと…などからセルフネグレクトに陥るようです。

これは完全に鬱病だと思うのですが、人と関わらずに引きこもっているため指摘してもらえれることもなく、本人もおかしいという自覚がないまま気が付くと追い込まれてしまうようですね。

もうひとつのケースはこちらです。

2、30代女性のケース

独身OLで一人暮らしの30代女性。

朝から晩まで仕事に追われ、帰宅しても疲労感から風呂に入る気力もなく、

食事はコンビニ弁当で済ませて何もできずに眠るだけの毎日。。。

部屋には捨てられないゴミが溜まっていき、とても安らげる場所ではなくなり

疲れと寝不足から仕事のミスもどんどん増えてしまいます。

それをカバーしようと更に無理を重ね、精神のバランスが崩れるという悪循環。

仕事のことが常に頭から離れず、同僚や友達からの遊びの誘いも断り続けて、やがて孤立…

最後の気力をふりしぼって母親に電話してみますが、明るい母に愚痴をこぼすことができずに

平気なフリをして電話を切ってしまいます。

そのあと無断欠勤が2日続き、心配した同僚が家を訪ねると、玄関から部屋の屋根までビッシリ積み上げられたゴミだらけの部屋の隅で、彼女は心不全で亡くなっていたそうです。

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この方の場合は、

仕事による強いストレスとそれに伴う精神疾患

が原因だそうですが、これありがちですし、すごく分かります・・

真面目で手抜きができず、無趣味で気分転換が下手な人は陥りやすいですよね。

こういう時は周りが無理矢理連れ出すとかした方がいいんです。自分ではできないので。

どちらのケースも誰にでも降りかかる可能性があって、アルコール依存や薬物依存になる場合もあるみたいですから、とても他人事ではないですよね…(-_-;)

セルフネグレクト・チェック

番組ではセルフネグレクトになりやすい人の特徴を説明していました。

部屋の特徴から見る危険信号チェック

さて、下記の二つの部屋は、どちらが危険信号でしょうか?

①部屋に本や物を積み重ねて置く。その上にどんどん積み上げていくのが当たり前な人

②テーブルの上の食事の後片付け(食べ終わったコンビニ弁当のカラや食べ残し)を何日も放置したままで平気な人

答えはもちろん②ですね。

食べ物が腐ってる匂いを不快に感じない、虫がわいてても気にならない状態なので、部屋がこのタイプの人は赤信号だそうです。

しかし②もあなどれません。

積み置きというのは、下にある物の片付けの意欲が削がれ、部屋の汚さに麻痺して気付かない状態なので、黄色信号だそうです。

ただ発達障害などで部屋の片付けが苦手な人もいるので、

食べ物をそこらへんに放置したままかどうかが見極めポイントになるみたいです。

食事の後片付けをしないで不衛生なまま食事してても気にならないなら、要注意と思った方がよさそうですね;

(うちも後片付けが面倒でたまにしない事があるので気を付けたいと思います^^;)

日常的に慢性化すると危険なチェックリスト

下記の中で当てはまるものがありますか?

① 物を何でも積み上げて置く

② 好きなものしか食べない

③ 歯磨きや入浴がおっくう

④ 病院に行くのが嫌い

これら全てが日常的に続いている場合はセルフネグレクトの可能性が高いそうです。

ひえ~結構誰でもありがちな気がしますけどね…(;”∀”)

私の場合は縦に積まず横に広げちゃうのですが…これはセーフなのか??(;´Д`)

セルフネグレクトを防止するには

「地域社会による見守りなどの取り組みが必要とされる」

と冒頭のセルフネグレクトの解説にありますが、現代は昔と違って人との関わりが希薄ですからね。。。

ネットスーパーで物が手に入り、コンビニ弁当があり、スーパーでも無人レジがあり。。。

新聞を取らなくなったので新聞が溜まっていておかしい?と気付かれることもなくなりましたし、

家族や友人とも昔は電話や直接会うことが当たり前でしたが、今はメールやLINEで済ませられるという便利な状況に・・・

これらは番組でも指摘されていましたが、それが仇となりこういった状況が生まれてしまったのでしょうか。

更に番組では、

・人をなるべく家に呼ぶこと

・社会や人と関わることが第一

・周りが気付いてあげることも大事

・つらいときは誰かに助けを求める

ことを勧めていました。

しかし、誰かに救いを求めるのが一番難しいんですよね、

それが出来れば鬱になってないし(~_~;)

若いからこそ言えないこともありますからね…心配かけたくないとか同情されたくないとか。

難しい~

ただ、

片付ける意欲がない、身なりに気を使わない、風呂に入りたくない、人に会いたくない、自分を責めてしまう

これらが続く場合は鬱の症状なので、おかしいと思ったら病院に行くべきなんですよね。

そして周りが気付いたら促して気付かせてあげることも大事なんですよね。

そこで、私の友人が家族で弟を救ったケースを書かせて頂こうと思います。

友人のケース

友人二人のセルフネグレクトケースを書かせて頂きますね。

~ケース1 友人の弟~

実家を離れてお勤めしながら1人暮らしをしていた友人の弟(20代)ですが、

ある時から家族が連絡しても電話に出なくなり、そのうち電話が通じなくなってしまったそうです。

会社に電話すると、とっくに辞めたとのこと。。。

慌てて友人がアパートへ様子を見に行くと、弟は部屋に引きこもり、食事も摂らずに布団にもぐっていたそう。

まさにセルフネグレクト状態でした。

結束の強い友人の家族は、総出で弟を実家へ連れ戻し

部屋を引き払って病院へ連れて行くと、重度の鬱病だったそうです。

弟は通院しながら自殺未遂もしてしまうのですが、家族の献身的な支えにより無事に回復し、

今は結婚して元気でやっていて、本当によかったです。

これは家族のおかげで立ち直れたケースだと思いますが、そうじゃなかったらと思うと・・・ゾッとしますね。

しかし家族の仲が良くても相談できずに一人で抱え込んでしまうというのも意外な気がしました。

~ケース2 大切な人の突然死を経験した友人~

愛する旦那さんを突然亡くした年上の友人の話です。

一時期はショックと喪失感でまさにセルフネグレクト状態だったそうです。

彼女は人に弱味を見せられず遠慮する性格な上に、真面目でペット禁止マンションだからと小動物すら飼わず、たった一人で寂しさに堪えていたそうで、

成人した子供にも頼れず、友人にもそうそう長電話したり泊まってもらったりすることもできない性格なので、本当に苦しんだとか。

そんな彼女がどうやって回復したかというと、

遺族会に出席したり、習い事を沢山したり、趣味のイベントに参加したり、趣味に没頭したりして気を紛らわせていたのです。

悲しくてたまらない夜は、娘くらいの年齢の人を出張マッサージで呼んで、世間話をしながら温もりをもらって凌いでいたそう。

それは傍から見ても痛々しく、何か力になれないものかと不甲斐なさを感じていました。

そうして数年経ったある日、彼女のつらい立場を理解してゆっくり受け入れてくれる男性が現れました。

その方も非常に家庭でつらい立場を強いられる人生だったそうで、離婚したばかりで落ち込んでいたこともあって、お互いに色々と理解し合えたとか。

二人は週末だけ会っていて、お互いに深く干渉し過ぎず、良い距離でお付き合いしています。

その人と出会ってから彼女は見違えるほど元気になりました。

こういったケースだと寂しさを癒すのは時間しかないのかもしれませんが、

彼女のように病院にも薬にも頼らず自力で回復したいというタイプには、やはり信頼できる人の存在が早い回復への特効薬なのかなぁと感じました。

引きこもらずにどんどん外に出ていたからこそ出会いがあったわけですが、

やはり人との繋がりは大切だということも分かりました。

長々と書きましたが、若い世代のセルフネグレクトによる孤独死は現代社会を象徴しているようで、非常に深く考えさせられた今回の番組特集でした。

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