五年以上家を探していて、やっと条件に一番近い戸建てを購入しました。
しかし契約してから気が付いたのです。
電柱近いな…
あれ?あのバケツみたいなでっかいトランス、
電磁波って大丈夫なの?と。
(遅いよ!!)
今回は、電磁波測定器を使い色々調べてみた結果です。
同じ様にトランスや高圧線の近くに住んでしまっている方のモヤモヤが少しでも晴れると幸いです。
1、トランスが近い三階建ての我が家
もくじ
トランスとは柱上変圧器というもので、写真のこれです。
これが家から1.5mくらいの場所に立っていて、
↓下記は3階の平面図ですが、三階のベランダから手が届きそうなほど近いのです…
契約前に気付けって話ですよね(;´・ω・)
でも5年探してもここしか条件に合う物件はなかったし
契約したもんは仕方ないわ…と、半ば諦めムードに。。。
ちなみにこちらのサイトでは
電磁波の影響で、流産、脳腫瘍、白血病、がんになる確率が数倍に上がると
統計や資料を交えて注意喚起されていたり、
こちらではイラストで大変分かり易く電磁波についての解説と、対策法などが記されています。

こ、こわい・・・
環境省も「身の回りの電磁界について」WHOの見解をまとめておりますが・・・
しかし
完全に電磁波と発がん性や白血病の因果関係があるとは結論付けられないとの事。
え?
関西電力送配電さんのサイトでも

世界保健機関(WHO)は、2007年、これらの多くの研究結果を総合的に 判断して、電磁波と小児白血病との関連の証拠は弱く、因果関係とは見なせないという結論を出しています。
引用元:関西電力送配電
このように書かれています。
う~む。
こういうテーマは意見が真っ二つに分かれるので、どれを信じていいのやら…
そもそも素人なのでよく分からないのですが、
電磁波って何が危険なのでしょうか?
2、電磁波の危険性とは?
ドイツのフランクフルトで医師をされている本田宗一郎先生のHPですが

こちらに電磁波の怖さが分かり易く書かれていました。
抜粋させて頂きますと・・・
電磁波の磁場が人体を貫通して、内臓器官や脳などに直接的にストレスをかけます。
外部から加わる磁気エネルギーは、血液の電解質解離などに影響を与えるため、血液中のバランスが崩れると体調に大きな影響を与えます。
細胞の化学反応は電気現象でもあるため、間接的に細胞の代謝に影響を与えることとなります。
主に交流磁場が原因ですが、電磁波により、脳の松果体で、セロトニンやメラトニンなどホルモンの分泌障害が発生することで、細胞の防御システムである免疫強化作用、抗酸化作用の低下が報告されています。
身体全般の免疫抵抗力の弱体と細胞活動の低下により、あらゆる病の元となりうる状況が私たちの身体に起きてしまうのです。
引用元:本田医院 総合診療/量子物理医学
つまり電磁波にさらされ続けると体調不良に陥り、そこから病気にもかかりやすくなるという事ですよね。
当然ストレスや不調はなるべく避けたいのが心情というもの。。。
さすがにもう気付かないフリはできませんし、目に見えないものなので
電磁波測定器で測ってみるしか安心する術はなさそうです!
3、磁場と電場って何?
そこで購入したのはこちらの測定器。
Meterk 電磁波計 電磁波測定器 EMF検出器 線量計 電磁場放射テスター EMFメーター ハンドヘルド ミニ デジタル LCD
磁場と電場が測れて、反応するとピーピー音が鳴り赤く点滅する物で
お手頃価格なのに電池もかなり持つし使い易いです^^

てか
磁場と電場ってなんじゃらホイ?
磁場(磁界)・・・
電流の大きさに比例して発生し、コンクリートでも貫通するほどのエネルギーがあり、からだの細胞レベルまで到達します。
発生源から一定の距離をとることで急激に減退していきます。
電場(電界)・・・
電圧の大きさに比例して発生し、どんなものでも材質にかかわらず伝播し帯電します。 身体の場合は表面に集まってきます。
この異なる二種類の波形を合わせて
電磁波と呼ぶそうですが、
特に危険なのが細胞まで届く「磁場」です。
この上のメモリの数値が高いほど危険で、
安全の目安とされるのは 0.1~0.2μT(0.1~0.2マイクロテスラ)だそう。
「磁場」の単位は一般的にテスラ(T)とガウス(G)で表されます。
1μT=0.01G=10mG(1マイクロテスラ=0.01ガウス=10ミリガウス)
先述した本田先生のHPでも
磁場はWHO(世界保健機構)が人に対して発がん性の可能性があると非常に注目しています。
WHOの外部機関であるIARC(国際がん研究機関)は2001年の発がん性評価において、人に対して発がん性の可能性があると認定しています。
引用元:本田医院 総合診療/量子物理医学
と書かれています。

ふ~ん。磁場が危険なのは分かったけど、電場は安全なの?
電場は、分かり易く例えると静電気によって生じるものになります。
プラスチックの下敷きをセーターなどでこすって頭に近づけると髪の毛が逆立つのは、静電気によって生じる「電界(電場)」によるものです。
通常(+)と(-)の電気があると、この間に電圧が生じて「電界(電場)」ができます。
引用元:関西電力送配電
こちらをご覧ください↓
厚手の服を乾燥機から取ったあとの静電気バチバチ状態ですが
下のメモリ、電場の数値がエライことに(笑)
このような静電気や、電源が入ってる家電など
電圧がかかる物の周りにできるのが電場です。
電場は皮膚のバリアによって体内に入ることはなく、身体の表面に溜まるので
乾燥機やドアノブや車のドアなど、金属に触れると「パチッ」となるわけですね。
これは両手を壁に付けて放電したり、家電をアースすれば大丈夫なので、そこまで危険なものではない様です。
素人が勝手にざっくりイメージすると、
でしょうかね( ^ω^ )

それなら分かり易い!
説明が長くなりましたが、計測器で注目すべきは上のメモリ「磁場」です。
これをふまえて、さっそく測ってみましょう!
※磁場は距離を取ると弱くなるので、数メートル離れれば問題ありませんけどね。
4、トランスの測定値
ちなみに我が家と、トランス&電線の位置関係はこちらです。
この3階のベランダから手を伸ばし、トランスの近くで測ってみたところ…
磁場はゼロでした!
おおお!
そう、このトランス(柱上変圧器)とは、
高電圧を家庭用に低く変換するものなので
電磁波はほとんど出ていないとのこと。
柱上変圧器は、主に配電線の電圧(主に 6,600 ボルト)を、家庭や事務所等で使用する電圧(100 または 200 ボルト)に変更する(変圧と言う)ために用いられています。
電柱の上に設置されている変圧器から発生する電磁波は、電線(配電線)から発生する電磁波と合わせても1.13マイクロテスラ程度で、国際的なガイドラインの値(200マイクロテスラ)よりもずっと小さくなっています。
引用元:関西電力
なーんだ!そらそうよね!出てたら大変だわ。
しかーし!
↓なんとこの上にある高圧線ってやつから
強い電磁波が出ているのでした!!!
なぬっ
画像引用元:有限会社東北制御
この高圧線には6600Vもの電気が流れているため、
すぐ近くの建物は、2~6階くらいまでは電磁波の影響を受けやすいそうな。。。
ひえええ!
じゃあうちはトランスに近い部屋だけじゃなく、
2~3階すべてが危険ってこと?Σ(゚Д゚)
これはまずい!
各部屋でさっそく計測してみることに…!
5、2~3階の部屋の電磁波
🌞 13時の測定結果
☆2階
☆3階
部屋①
部屋②
部屋③
あれー??全然キてない…!
なーんだ意外と平気なのね♫
よかった~
・・・と安心したのですが

それはお昼だから!
そう、実は高圧線って
電気を使わない時間帯や季節は
電磁波が弱いんです!
知らなかった!
その証拠に、夜測ると…
🌙 17~20時、日別の測定結果
※安全の目安とされるのは
0.1~0.2μT(0.1~0.2マイクロテスラ)です
☆2階
結構来てます…!
☆3階
部屋①
うおお…
部屋②
来てます来てます…
部屋③
来まくりやがってます!!!
(゚Д゚;)ドヒャー
日によりますが夜はいつも0.1~0.5μT近くまで上がります!
やんなっちゃうわ~
電磁波は睡眠中に晒されるのが最も危険と言われるので
これじゃ3階では眠らない方が良いかも。。。
まぁ高圧線から3m以上離れると数値は0になるので
そこまで気にすることもなさそうですが、
トイレの関係もあって寝室は1階になりました。
(一階は全く電磁波が反応しません)
しかし驚くのはこれだけではありません。
6、電磁波は時間帯や天候、季節で変わる!
電磁波の量は一日を通して、各家庭やオフィスで電気を使う朝と、特に夜にガッツリ上がります。
さらに土日や天気によっても変わりますし、季節によっても違うという…
そこでまずは3月末に雪が降った日の数値を見てみましょう。
6-1、寒い時期の測定値
⛄ 雪の日・昼の測定結果
☆2階
二階は低いのですが・・・
☆3階
部屋①
えええ…!
部屋②
高っ!!(;゚Д゚)
部屋③
うわ~…((((;゚Д゚))))
普段はお昼頃はほぼ0なのに…考えられない数値です!
え、昼でこれなら夜は?見てみましょう!
⛄ 雪の日・夜の測定結果
☆2階
ごごごごめんなさい、
2階をすっかり測り忘れてしまいました!(;O;)
☆3階
部屋①
クローゼットの中は昼と変わらないですね。
クローゼットを閉めた場合も当然ですがこんだけありました。
高圧線から3m以上離れても0.14μTも…
部屋②
昼よりは低かった…でも高いです。
しかも部屋③が…
めっちゃキテる!!
あああ…(;O;)
さすがにこれを見たらショックでしたね。
冬の寒い日はちょっと3階には長く居られないかもしれません;;
では、暑い日はどうなのでしょう?
6-2、暑い時期の測定値
8月の30℃を超す真夏日の電磁波を測ってみました。
🍨 暑い日・昼の測定結果
☆2階
☆3階
部屋①
ひえ~~~(゚Д゚;)昼間からこれですか…!
部屋②
部屋③
12時頃でしたが、すでにかなりキテますね!!:(;゙゚”ω゚”):
夜はどうなってしまうのか…
🍨 暑い日・夜の測定結果
☆2階
18時半で暗くて見ずらいので全体に明るく調整しています。
二階は0ですね!
☆3階
部屋①
62μT!!!
(光って手ぶれもしてるので見づらくてごめんなさい;;)
昼とあまり変わりませんが、下がってないって事ですね。
冬よりも高いです💦
部屋②
部屋③
あら部屋②と同じだわ、と思い角に寄ったら…
出ましたーー!高いっす!
どうも夜はトランスから離れた場所の電磁波が上がるようですね。
冬の方が電力量が高いので、夏はずっと電磁波がマシなのかと思ってましたが、どっこいどっこいでした…がくっ
春と秋はそれほどでもなかったので、真夏と真冬は三階で過ごすのは少し考えた方が良さそうですね。。。
7、結論としては
以上のように、高圧線からは間違いなく電磁波が出ていることが分りました。
しかし今回ご紹介した数値だけだと、携帯を耳に当てて長電話するより全然マシにも思えますね。。。
(携帯の数値は次回ご紹介しますが、3桁ですから)
ただ家電はアースしたり50cm以上離れれば電磁波はほぼ受けませんし、何より電源を切れば問題ないのです。
しかし高圧線からの電磁波は2~3m離れていようと、建物を通して常に浴び続けてしまうのが怖いところですね。
こんな掲示板もありました。

3万5000ボルトの送電線のそばですってよ…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
これは絶対買わない!
まだ鉄塔が近ければ判断のしようもありますが、
駅前などは電線を地中に埋め込んでる地域もありますし
特に電磁波の影響を受け易い細胞分裂が活発な子どもは
高圧線の近くの部屋では眠らせない方が良いと思います。
また、電力会社に相談すれば電柱を移動してもらえる場合もあるようですし、
気になる方は計測器を購入して測るなど、住居前にはご検討された方が安心ですね。
さて色々書きましたが、
実は私が10年以上使ってるタブレットから80μT近い強力な磁場が出ていたのが分かり、
もしや長年の体調不良はそのせいだったのか?と思った次第ですが・・
ただ、長年高電磁波を浴び続けていたのにも関わらず、深刻な病気に至ってないのを見ると
案外そこまで危険じゃないのかも?なんて思ったりもしております(;^ω^)
ま、結局のところ
電磁波の影響を信じるも信じないもあなた次第です!
・・・という事でしょうかね。
個人的には、ほどほどならそこまで怖がらなくても良さそうには思います。
でも安全な一階に寝てますけどね!(^^;
長々とお付き合いありがとうございました。
次回は高電磁波を放っていた、我が家の家電の電磁波ランキングです。
興味があればお付き合い下さい。

続きます。
お気軽に一言お願いします。 ※コメントは承認制となっております。