子宮内膜症・チョコレート嚢胞・腺筋症・子宮筋腫になった私の体験

 

今回から婦人科系のお話になります。

 

子宮内膜症、卵巣嚢胞、（ちらっと腺筋症）子宮筋腫について書いてるので、画像や内容が苦手な方は戻って下さいね。

 

また、タイトルが仰々しいですが今回は序章なので、疾患の紹介と治療法に重点を置いてますのでご了承下さいませ(;´∀｀)

 

市のガン検診で初めて分かった疾患

 

私は20代の頃にストレスで生理が止まり婦人科へ通院していたのですが、

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2017.01.11

 

治ってからはずっと放置していました。

 

 

そしてある日、30歳から送られてくる市の子宮がん検診の知らせを見て

「無料だから行ってみよう～、前も何ともなかったし今回も大丈夫だろう～」

と、余裕かまして出掛けて行ったのです。

 

すると・・・

 

 

子宮内膜症？卵巣嚢胞？チョコレート嚢胞？

 

何いってんだかさっぱり…

 

え？それは取らなきゃならんのですか？

もしやガン化するのですか？

・・・

 

初めてのことに動揺を隠せません。

 

腫瘍マーカー（ガンを検査する方法の一つ）をしてその日は帰りました…

 

 

子宮内膜症とは

 

ところで子宮内膜症とは、今や10人に１人が発症するといわれている慢性疾患のことです。

 

子宮内膜にしかない組織がなぜか体のあちこちに発生してしまい、

月経のたびにその箇所から出血するというもの。

 

出口がない血液はその場に溜まり炎症や痛みを起こしたり、

周囲の組織と癒着したり…

 

場所によっては不妊の原因にもなります。

 

 

上の絵のように卵巣にできればチョコレート嚢胞（溜まった血がチョコに見えるのでそう呼ぶ）になり、

骨盤の腹膜内や、子宮の筋肉の中に出来ると（腺筋症）酷い生理痛に、

胃の裏にできて胃痛に悩まされてる人もいました。

 

卵巣嚢胞(チョコレート嚢胞)

 

チョコレート嚢胞は、卵巣が痛みを感じない臓器なので気付かないうちに大きくなってしまい、親指くらいの大きさから→ソフトボール大になっちゃう人もいるそうな…こわっ

 

5cm以上になると破裂の恐れがあるので摘出するのですが、この手術をしてる人が周りに結構いるので珍しくない疾患だと言えます（出産の有無に関係ありません）

 

ガン化するのは全体の1％未満だそうですが、どうやら閉経前後にガン化の可能性が20％に上がることが分かってきたそうです。。。

 

 

以下に大変興味深い記事があります↓↓

 

卵巣内膜症の癌化については古くから知られていましたが、詳細な頻度が最近、近県の静岡から報告されました。

それによると20～30歳代では1％前後ですが、40歳以降は4～5％に増加するとのことです。

従って、癌化を予防するためには40歳以降の内膜症に対して根治的手術を積極的に考慮する必要があります。

一般的に内膜症は閉経後に自然治癒すると信じられてきましたが、50歳以降の癌化率は20～25％、更に60歳まで放置すると約半数が癌化するという報告があることも是非覚えておいていただきたいと思います。

引用元：羽島市民病院　Ⅰ.子宮内膜症、特にチョコレート嚢胞

 

他のサイトでは、上記の確率が上がる人は

・40代で6㎝以上の嚢胞がある場合

・年齢に関係なく10㎝の嚢胞を持ってる場合

と書いてありました。

 

つまり5cm以上になったら早めに摘出しておく方が良いそうです。

 

あぁ…こわいなぁ。閉経まで切らずに逃げ切りた～～い＞＜

 

 

子宮内膜症の治療法

 

チョコレート嚢胞の原因でもある子宮内膜症を治すためには、

ホルモン剤治療と生理を止める治療法などを行います。

 

 

●ピル…月経量を減らす

●ピル＋応対ホルモン製剤…妊娠状態を作り出して、内膜症組織の進行を止め委縮させていく

 

でもホルモン剤は体質に合わないと副作用が酷いと聞きますね＞＜

 

 

●GnRHアゴニスト…人工的に閉経状態をつくり生理を半年止めます

（更年期障害や骨粗しょう症などの副作用があるので、6か月しか使用できません）

 

●ダナゾール…男性ホルモンを優位にして生理を止めます

（ニキビや体重増加などの副作用あり。通常4ヶ月服用する）

 

※両方を併用する場合もあるそうです。

 

しかし内膜症組織が完全に消失するには半年以上かかると言われていて

治療をやめると再発・悪化する場合がほとんどであり、薬での根治は難しいのだそう。。。

 

（ついでに私は腺筋症といって子宮の筋肉に内膜症組織が入り込む疾患にもなっていて

これのせいでありえない生理痛に襲われているわけです＾＾；）

 

 

う～～ん、直接命に関わらないとはいえ、色々ツライ子宮内膜症。。。

 

 

これを一番手っ取り早く治すのは妊娠なんですって～

 

昔は10～20代前半で出産していたためこの手の疾患は妊娠中に消えてしまい、再発してもまた子供を身ごもることで再発を自然に防いでいたようですが、

現在は子供を産まなくなり初産年齢が上がったことで表面化してきたのですね…

人間はよくできてますなぁ。

 

次ページ・子宮筋腫に続きます～