常にダルい、何もする気になれない、ベッドから起き上がるのもしんどい、検査をしても異常がなく原因不明、鬱病の薬を飲んでも治らない…
などなど、疲労や鬱状態に悩まされている方は是非ご一読ください。
私は初めて自分は鬱ではなくこれだったのか!と気が付いた、目から鱗の新事実を書いてみました。
かなり長くなったのでお時間のある時にでも見てもらえると幸いです。
副腎とは
最近色々調べていたところ、辿り着いたのが「副腎」というキーワードでした。
今回参考にした本です。
ところで副腎って何?
腎臓の上に帽子のように乗っている小さな臓器です。
名前は「副腎」となってますが、腎臓とは何ら関係のない全く別モノだそう。
こちらは人間になくてはならない50種類以上のホルモンを生産&分泌する大変重要な臓器でして、これがなくなってしまうと人間は30分で亡くなってしまうとか。
副腎(腎臓)は腰より少し上に、横から見ると背骨の横辺りに、肋骨に守られて位置しているんですね。
この副腎から出る「コチゾール」と「DHEA(エピアンドロステロン)」というホルモンが、私たちにとって非常に重要なのです。
では順番に見て行きましょう~
コチゾール
まずはコチゾール。
なんだか薬剤っぽい名前ですが・・・
こちらは、たんぱく質や脂肪などの代謝を促進したり、炎症や免疫を抑えるなどの大切な役割を担っているホルモンです。
一般的には日中の活動時間帯に活発になり、働いたり、運動したり、遊んだりできるのはこのホルモンと、交感神経との連携によるものだそう。
そしてこのコチゾールが最も活躍するのは、
などなど、ピンチやストレスの場面です!
こんなとき、「僕に任せて!」とばかりに副腎からコチゾールが
そして私たちを・・・
これぐらい別人の様なパワーが出る…とか出ないとか…
コチゾールは、私たちの「ここ一番の頑張りどころ」で助けてくれるホルモンなのですね✨
よ~し、コチゾールが付いてるし、
ビビらずにじゃんじゃんチャレンジするぞ~!
ですがね、
このコチゾール…
見た目は可愛い(?)けれど、ちょっと困ったことが二つ…
それは~~
活性酸素ってなに?(・ω・)
なぬ!!(;゚Д゚)
これにより免疫力の低下、筋肉が付かなくなる、骨が弱くなる・・・などの弊害が!
若い頃は活性酸素を除去する酵素も多いので酸化を防げるそうですが、
歳を重ねるにつれ酵素が少なくなってしまうので、どんどん老化が進行するといいます!
う、うそ…!!
そしてもう一つのコチゾールの困った面ですが
脳内ホルモンのセロトニンという物質が不足すると、
脳の機能低下、精神の不安定、うつや睡眠障害などの原因に・・・
何よりもセロトニンには食欲を抑える作用があるので、これが減ってしまうと
食欲が暴走して太りやすくなってしまうのです~~!!!(/ω\)
ストレスで暴飲暴食してしまうのはこのせいなのか…!!
う~ん、コチゾールさんよ…あーたは敵なのかい、味方なのかい…
こんな感じなので、アメリカでは
デス・ホルモンって~ちょっと酷い…(笑)
でも確かにこやつが増えると老化が進みデブになってしまううう~(゚Д゚;)
でも大丈夫!!
ここで登場するのがDHEAです。
魚のDHAとは全く関係ありません(笑)
このDHEAは、私たちを酸化から守ってくれて、
大量に出まくったコチゾールを抑え、元の状態に戻してくれるホルモンなのです~✨
若々しく元気にしてくれるスーパーホルモンでもあるので、その働きを見てみましょう!
DHEAとは
DHEAがスーパーホルモンと呼ばれる理由の一つは、
男性ホルモンになったり、女性ホルモンになったりと、他のホルモンに転換されるからなのです。
そのおかげで卵巣のない男性に女性ホルモンがあり、精巣のない女性に男性ホルモンがあるわけでして、
精巣や卵巣の働きが落ちると援護してくれるので、女性が閉経しても、副腎が女性ホルモンを補ってくれるので更年期後も過ごせるんですね。
うーん、DHEAすごい!
他のホルモンの源になっているため、アメリカでは
と呼ばれているそうな✨
(デスホルモンとはエライ違い・・・)
その他にも、
✿ 免疫力アップ
✿ ストレスに強くなる
✿ 細胞の再生力アップ
✿ 脳
✿ 記憶力の改善
✿ 筋肉がつく
✿ うつ状態に勝つ
✿ 抗酸化作用
などなど、DHEAは母親のごとく私たちの体を守ってくれているのです(*^-^*)
そんなDHEAとコチゾールは、全く反対の動きをする2つで1セットのホルモンであり、
両者の丁度良いバランスを保つことこそが歳を重ねても元気でいられるポイントなのだそうですよ^^
いえ~い♫
ただこの両者のバランスを狂わせてしまう原因が・・・
それは加齢と、ストレスなのです。
加齢による副腎ホルモン量の低下
残念ながら母なるDHEAも、年齢を重ねるごとにどんどん減ってしまうそうな(>_<)
その逆に、デス・ホルモンと呼ばれるコチゾールは増えて行くとのこと!
いらんわー!Σ(゚Д゚)
コチゾールとDHEAのバランスが元気の鍵と書きましたが、
歳を取ると疲れやすかったり元気がなくなるのはこういう理由もあるのですね;
例えば20代の人がフルマラソンを走っても、
大量に分泌されたコチゾールをすぐさまDHEAが出動して酸化を防ぐため、翌日にはすっかり回復できるわけです。
これが40代になると、フルマラソンの翌日は
うう~わかる~ちょっと無理すると筋肉痛とか治らないよね~(;_;)
これはDHEAの量が少ないので、大量に出たコチゾール値を正常に戻せず体が酸化し続けている状態なのだとか;
年齢に合ったほどほどの運動をしなくてはいけないのですね…
しかし若いからといって安心していられません!
ストレス過多な生活をしていると、年齢に関係なくDHEAがあまり分泌されなくなってしまうのです(゚Д゚;)
そう、それが今回のテーマである、副腎疲労症候群なのですよ!
次ページでは副腎疲労に至るプロセスや、症状について詳しくご紹介します~
次ページへ続きます
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寺坂みどりさま
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