頭がピリピリと痛い「後頭神経痛」…それって怖い病気のサインかも?

神経痛

前回はストレス性の「後頭神経痛」の治し方について紹介しましたが

前回

【後頭神経痛】痛みの原因と対策!私は歩くことで治りました
今回のテーマは後頭神経痛の治し方についてです。 後半から漫画になります...

 

今回はストレス性ではなく、病気が原因で起こる後頭部の神経痛について書いてみました。

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1、ストレス以外の後頭神経痛の原因

 

 

痛くなるとホントにツラい後頭神経痛…

 

 

ストレス性の場合はほおっておいても数日~1週間で治りますが、

 

☞ いつまでも長引く

☞ 歩くと痛みが増す

 

そんな方は他の原因を疑った方がいいかもしれません。

 

 1-1 ストレス以外で後頭神経痛を起こす原因

 

色々ありますが、

 

⚡ 風邪

⚡ 中耳炎

⚡ 貧血

 

⚡ 膝や足が悪いことによる体の歪み

⚡ 変形した頚椎による圧迫

 

⚡ 甲状腺などのホルモン異常

⚡ 悪性腫瘍

 

⚡ パーキンソン病などの神経変性疾患

⚡ 関節リウマチ

⚡ ヘルペスや帯状疱疹などの感染症

などなど。

 

後頭神経痛はほとんどストレス性だと言いますが、こういった病気やケガの場合もあるので念頭に置いておきたいですね;

 

それではいくつかの疾患を詳しく見ていきましょう。

 

2、頸椎の疾患

頸椎(けいつい)は、首の7つの骨のことだそうです。

 

頸椎症は結構メジャーな疾患らしく早ければ10代で出てきてしまうとか(;゚Д゚)

原因は「老化」による頸椎の変形だそうでして(10代からなのに!?)30代以降は誰でもなりやすいようです。

 

また、肩こりや頭痛から始まるようですが、酷くなると脊髄症頸椎ヘルニアなどになってしまい、手足のしびれ、めまい、歩行困難が起きて重症化してしまうのが怖いところ…

 

気になる方は

整形外科

へ行ってみましょう。

 

3、甲状腺疾患

画像引用:Wikipedia甲状腺

 

甲状腺は首の位置にある、蝶が羽根を広げたような形の内分泌器官で

人間の活動に必要なエネルギーを作ったり、毎日を快適に過ごすためのホルモンを出しています。

 

このホルモンバランスが崩れると様々な弊害が現れるのですが、

代表的なバセドウ病橋本病のどちらでも初期に頭痛の症状が出るそうです。

 

 

✥ その他の症状

バセドウ病の場合は甲状腺ホルモンが多く出すぎるために、新陳代謝や臓器が激しく活発化し、脈拍数も通常の倍くらいになるため、体が疲れやすくなります。

 

疲れやすい、倦怠感、体重減少、動悸、多汗、脈が速い、皮膚が痒くなる、口が乾く、不眠、頭痛、イライラ

 

などの症状が顕著に出るそうですが、更年期障害と間違われやすいのも特徴だとか。

 

 

一方、橋本病の場合は、甲状腺ホルモンが出にくくなるため、脈が弱り元気がありません。

 

疲れやすい、気力が出ない、だるい、眠い、体重減少、冷え症、むくみ、めまい、息切れ、脈が弱い、便秘、頭痛、うつ状態などの症状が出るそうです。

 

真逆ですね💦

 

もし普段から上記の症状や頭痛に悩まされている方は、

代謝内分泌内科 ・ 耳鼻咽喉科 ・ 一般内科

などで一度診てもらうと良いかもしれません。

 

4、パーキンソン病

画像引用:パーキンソン病の4大症状と5つの対策方法を公開する!

 

パーキンソン病は脳内のドーパミン神経というのが減少することで、

体を動かす「ドーパミン」物質が減り、運動の調節がうまくいかなくなる神経の病気です。

 

初期症状は、

手足に力が入らない、ふらつき、歩きにくさ、手・足・顔・口の震え、瞼のけいれん、手足のしびれ、顔のゆがみ、頭痛など

 

やがて安静時に片側の手足が細かく震える、上手く歩けなくなる、

筋肉が固く縮んで関節が曲がらない、バランスが取れず立っても倒れてしまう…

などの症状がゆっくり進行し、重症化すると寝たきりになる恐ろしい病気です。

 

現在は治療薬も進んでいるため、早期治療を始めれば日常生活は普通に送れるとのことです。

おかしいと思ったら

神経内科

へ急ぎましょう。

 

5、帯状疱疹

 

そして特に急を要するのがこちらの、皆さんもよく耳にする機会があるでしょう“帯状疱疹”です。

 

画像引用:帯状疱疹-Wikipedia

 

子供の頃の水疱瘡ウイルスが体内に居残り、加齢、疲労、ストレス、免疫力の低下などで、体の片側にだけ痛みと疱疹が出て悪さをするというもの。

 

こちらも神経を侵すためピリピリした痛みが走り、頭部に出ると三叉神経痛や後頭神経痛に襲われます。

 

画像引用:健康長寿ネット

 

これは痛みが先で疱疹が現れるまで時間がかかるため、

医者でも後頭神経痛か帯状疱疹かの見極めが難しく判断できないそうです。

 

また、歯や耳が痛むので、歯科医や耳鼻科に何度も通われる方も多く、抜歯までしてしまう方もいらっしゃるとか。

 

 

もし歯や耳や顔がビリビリと痛くて、治療しても治らず市販の鎮痛剤も効かない時は、神経内科脳神経外科へ行きましょう。

帯状疱疹を疑いつつ様子を見ながら薬を出してくれるそうです。

 

 

そしてもし疱疹が出た場合は、

36時間以内皮膚科へ!
顔に出た場合、治療が遅れると失聴失明顔面神経痛になる恐れがありとても危険です!

 

重症になると入院しなければならず、治療が遅れることで帯状疱疹後神経痛という激痛の後遺症にまで長年襲われてしまうそうですよ><;

それだけは避けたい!

 

後頭神経痛はほっといても一週間ほどで治るのに対して、

帯状疱疹は治療しながら一ヶ月はかかるそうですから、重症度が全然違います。

すぐに病院へ急ぎましょう!

 

 

以上、ちょっと怖い「後頭神経痛」になる病気についてでした。

たかが頭痛とあなどれませんね~(*_*;

男性も勿論ですが、女性は特にお気を付け下さいね。

お気軽に一言お願いします。 ※コメントは承認制となっております。