【あさイチ発達障害特集】「ASD・ADHD」苦手なことを理解する

発達障害

 

2017年5月24日放送の「あさイチ」にて

「シリーズ発達障害 自分の“苦手”とどうつきあう?」が放送されていました。

 

前回紹介しましたこちら

【発達障害】ASD当事者の感覚過敏について
2017年5月21日放送の 「NHKスペシャル発達障害~解明される未知...

に続き、ご紹介していきたいと思います。

 

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発達障害のある人の苦手なこと

 

 

発達障害は生まれつきの脳の特性であり、15人に1人の割合と言われています。

 

番組では特集に入ってから、スタジオのセットをクリーム色の板で覆い隠しました。

テレビを見ている発達障害の方がセットが派手だと疲れてしまうため、照明も15%落とし暗めにする配慮も素晴らしいと思いました。

(感覚過敏は個人差があり、いつものセットが好きだという意見があったので後半は元に戻りましたが)

 

栗原類さんのケース

 

番組では、ゲストの栗原類さん(8歳のとき発達障害と診断されたそう)に「苦手」なものを伺いました。

 

栗原さんは聴覚過敏があり、居酒屋などのざわついた場所では相手の声が聴き取りにくいこと、

手先があまり器用ではないので洗濯物をたたむのが苦手であること、

そして初めての場所に行くのがとても困難なことを話されました。

 

 

子供の頃は外出時に母親が事前にルートを調べてくれたそうですが、
それでも反対の電車に乗ってしまったこともあるとか。

 

現在はスマホのルート案内機能を活用し、

事前に行き先と電車の時間を何度も確認して気を付けているそうです。

 

❑ 番組では初めて行く美術館までの様子を撮影していました

 

しかし栗原さんは出掛けるとき、お母さんの「機械の言いなりになるな」という教えを守り

スマホに頼りすぎないことを心がけているそうです。

 

そのため目的地周辺からは簡単な案内図と周りの様子を見ながら歩き、

少し道を間違えてしまいましたが焦ることなく、初めての美術館にちゃんと到着することができました。

 

以前は少しでも道を外れるとパニックだったのが、

長年一人で行くときはスマホのルート通りに歩かず、自然を見て歩けるように訓練したことで大丈夫になったそうです。

 

 

栗原さんいわく、「早く着くのではなくちゃんと行けるかが重要」とのこと。

 

もちろんこれは時間指定がないときに限るとおっしゃってましたが、

こうして苦手なことと付き合っているそうです。

 

 

男子高校生「あっくん」のケース

 

続いて、あっくんという男子高校生の苦手なものが紹介されました。

 

彼は小学2年生でASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)と診断されており、

感覚過敏のため、きのこや豆類が苦手で食べられません。

食べるとゴムやプラスチックみたいな触感がして、吐きそうになるのだとか。

 

実は発達障害の人の8割以上が感覚過敏による偏食家だそうです。

しかしけして味がダメなわけではないようです。

 

 

例えば、いちごのつぶつぶが目に飛び込んできて気持ち悪くなったり、こわくて食べられない。

コロッケなどのパン粉が、口中を針でさされてる様で痛くて食べられない。

レタスなどの歯ごたえのあるものは噛む音が気になり食べられない、といいます。

 

 

これらは生理学的に受け付けられないだけで、好き嫌いのわがままではないのですが

あっくんは給食が食べられず、わがままだと誤解され昼休みは残されていたそうです。

 

お母さんは心を痛め、少しでも食べられるものを増やしてあげるよう工夫されたそうですが、

小学校2年生のとき発達障害だと知り、食べられないものを出して申し訳ないと思ったそう。

 

 

お母さんの気持ちを想うあっくんは、あまり好きではない野菜を今も頑張って食べようとしていますが、

お母さんは「嫌いなもので栄養バランスをとっても彼は幸せではない」と、

根を詰めずほどほどに様子を見ながら、栄養バランスを取ることにしたそうです。

 

発達障害による偏食についての取り組み

 

教育現場では今も残さず給食を食べるよう勧められており、

発達障害による偏食はなかなか聞き入れてもらえないため

アレルギーのふりをするケースもあるんだとか。。。

 

 

そこで「広島市西部養育センター」では

感覚の特性に応じて給食の調理法を変えているといいます。

 

●肉や野菜を噛むのが苦手な子供は、ミキサーにかける

●柔らかい舌触りが苦手な子供がには、揚げてさくさくにする

…など

 

子供たちはこうして食べやすい形で与えられることにより

通常の調理法の物も食べられるようになるそうです。

 

給食が楽しいものだと知っていくのは良いことですね。

 

 

また、卵がダメ、カニが嫌い、という発達障害のお子さんでも、

大好物は「かに玉」という例があるそうで、お母さんの工夫もあるのでしょうね。

 

誰にでも食べられない物や苦手なものはあるし、好みも成長によって変化していきます。

 

そのため、発達障害のお子さんの偏食は

●触感の苦手さを理解してあげること

●無理に食べさせられて失神した子もいるため、無理強いは虐待に近いということを知る

●栄養をとらせてあげようと思うとつらいので、少しずつ小皿で確認して食べさせてあげる

ことが大切だそうです。

 

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ADHD(注意欠如多動性障害)広野さんのケース

 

つづいて、片付けやスケジュール管理が苦手なために

仕事を無くし家庭も失ったという、シングルマザー40代女性の

広野さんが紹介されました。

 

広野さんは集中力がなく忘れっぽい、そして片付けられないというADHDです。

 

◆部屋では物のエリアを決めて置いている

◆タンスに服は入れない(見えなくなるとないのと同じだから)

◆洋服の存在を忘れないために出しっぱなし

 

小学生の頃から忘れ物が多く、整理整頓ができなかったため

「自分はダメだ」と自己否定し苦しみながら過ごしてきたそうです。

 

大学卒業後は秘書になりましたが、スケジュール管理ができず数ヶ月で退職。

その後結婚しますが片付けができず旦那さんに責められ、その頃ADHDだと分かったそうです。

 

片付けられない特性なのだと分かっても・・・

 

それでも片付けが出来るようになりたい。

片付けられない人間は認めてもらえない気がして、どうしても雑誌の様な素敵な部屋にしたい、片付けられる人になりたい!

 

そう思い、片付け法を徹底研究したそうです。

 

※イメージ画像です

 

テーブルの上や部屋の写真を撮って、散らかっているものを図式化して把握。

 

そうすれば片付けるもの、捨てる物がわかる、

決まってることをやるだけなので作業が単調化して楽になる!

 

そう思ったそうですが…

 

片付けだけで疲れてしまい他の事に何も手をつけられなくなって、短期間で挫折…

やがて旦那さんにも離婚されてしまったそうです。

 

自分は何をしても普通にはなれない、普通の人生は捨てるしかなかった…と言います。

 

発想や考え方を変える

 

そこで広野さんは、部屋全部じゃなく大事なところだけを保つことに思考を切り替えました。

 

キッチンとダイニングだけを綺麗に保つこと、出来る範囲だけを頑張ることにしたのです。

 

それにより、他の出来ることも変わってきたそうです。

現在は発達障害者を支援する活動をされておられるのですが、苦手なスケジュール管理をサポートしてもらうことで仕事もスムーズに運ぶようになったとか。

 

「出来ないことに目を向けると全エネルギーがそこに行ってしまうので、それ以外に目を向けるのが大事」

とおっしゃってました。

 

 

片付けについて 栗原さんの意見

 

●発達障害だとデッドスペースを見逃しがちなので、栗原さんはなるべくそこを使うよう心掛けてるそうです

●発達障害者は片付けるのに限界がある

●できないことはできないので、ダメなら援助を受けること

●できないことを避ける方法を知る

●できないからといってダメなわけではない、ということを自覚するのが大切

 

 

確かにそうですよね。

私も運動が苦手なのと、体質的にお酒が飲めないので、つまらない人みたいに随分言われてコンプレックスでした💦

でも努力してもうまくできない事や得手不得手は誰にでもありますし、そこは得意分野でカバーしようという結論に。

だから気にしなくていいんですよ!(*^-^*)

 

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