【あさイチ発達障害特集】コミュニケーションの困りごとについて

発達障害

 

2017年9月27日放送の「あさイチ」にて
「シリーズ発達障害(3)どう乗り越える?コミュニケーションの困りごと」が放送されていました。

 

興味深い内容だったのでご紹介いたします。

 

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火星人と地球人

 

 

最初に紹介されたのは、沖縄在住のコピーライター平岡禎之さんのご家族のエピソード。

うちの火星人 5人全員発達障がいの家族を守るための”取扱説明書”

 

父親の平岡さん以外は、奥さんと子供達4人全員が発達障害という平岡家。

家族とのかみ合わない様子が面白可笑しく描かれております。

 

 

たとえばこんな感じ・・・

 

★ 結婚前に奥さんの誕生日に自転車をプレゼントしたところ、試し乗りで走り去ったまま帰ってこなかった

★ テストで落第した息子に「人生80年ゆっくりいこうよ」と慰めたら「えー!80歳まで落第するの…!?」と受け取られた

★ コップにお水を注ぐ次男に「少しでいいよ」と言うと、本当にわずかしか入れない

 

 

平岡さんはそんな家族の行動や考え方がどうしても理解できずに悩んでいたところ、

奥さんに「火星人だと思って接して」と言われ、

 

なるほど!地球人と火星人、文化も認識も違う。でも同じ地球に住んでいる!

と思う事でコミュニケーションが驚くほど楽になったそうです。

 

 

そんな奥さんの特性は・・・

 

● 話があちこちに飛ぶ

● 謎の感情スイッチがある

(何気なく話しているのに急に黙ったかと思うと、キツイ言葉を投げかけてくる…など)

● 外から帰ってきて30分は疲労でパニックになり自分を抑えられない

● 平岡さんが仕事で辛いと言っても無反応

● 作業中に声をかけるとめんどくさいを連呼、嫌な態度を取られる

 

 

平岡さんは最初「奥さんは性格が悪い、二重人格なのでは?」と思い、治そうとしてたとか(笑)

 

しかし発達障害だと分かってから、楽しく過ごすために理解しようと「取扱説明書」を作りました。

奥さんにその時々の気持ちをノートに書き出してもらい、奥さんの中で一体何が起きているのかを整理したのです。

 

発達障害の取扱説明書

 

するとノートを見てわかったことが沢山ありました。

 

➤ ①休憩をとる

 

発達障害だと、

外の世界は「光」や「音」「人混み」などで非常に疲れるため、とてもストレスを感じる場所なのだといいます。

 

そのため、外出から戻ると家族は極度の疲れからパニックを起こし、自分でも感情をコントロールできなくなってしまうそう。

 

そこで平岡さんは「卵にな~れ!」と号令をかけます。

 

これは、「一度休憩をとろう!」という合図。

 

脳をクールダウンさせることで、家族はストレスから解放される様になったんですって。

 

➤ ②具体的に言う

 

平岡さんが「仕事が辛い」と愚痴をこぼしても、奥さんは相手の表情を読み取るのが苦手なので無反応。。。

 

言葉で具体的に言わないと伝わらないことを知った平岡さんは、

「仕事のつらさは、100分の90ぐらいだよ」

と言うと

「えええ!それは大変ね!」と突然心配してくれたそうです。

 

➤ ③その都度気持ちを聞く

 

奥さんの作業中に声をかけると、全く取り合わない理由は

「料理の手順でいっぱいいっぱいだから、話しかけられると頭の中がごちゃごちゃになるのでやめてほしい」

というのがわかった平岡さん。

 

そのため奥さんがそういう状態のときは、その都度

「頭の中は今どういう状態?」と聞くのだとか。

 

「地球人同士は暗黙の了解ができるけれど、私達は地球人ではないので違うことを考えてることが多いから、気持ちを聞いてもらった方が良い。」

という奥さんは、聞かれるとちゃんと答えるのだそうです。

 

 

これらが平岡家の距離を縮める秘訣になっているんですね。

 

 

 

前回のあさイチ発達障害特集でも(前回の分は記事にしておらずすみません;)

怒りが爆発して部屋にひきこもった発達障害の小学生の娘に、お母さんが取った行動は

「ママはあなたが大好き。いつも味方だよ、落ち着いて戻ってきてくれるのを待ってるよ!」

と書いたノートを「落ち着いたら読んでね、待ってるよ」と言って

子供の部屋に置いてくることでした。

 

子供はそれを見て返事を廊下に返す、というやり取りをしていて、

子供が落ち着いてきたら近付いて抱きしめてあげてました。

 

お子さんの特性を見極め、お互い感情的になって衝突するのを上手に回避して

受け止てあげる姿勢は凄いと思いました。

 

 

その家族ごとに向き合い方が色々あるのですね。

 

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子供達への取り組み

 

 ❖ 長女の取扱説明書

 

平岡さんは長女が結婚したとき、向こうの家族に理解されるために

花嫁道具ならぬ「娘の取扱説明書」を作って持たせた、というエピソードが紹介されていました(笑)

 

 

長女の特性・・・

 

 時間の感覚がないので、徹夜で夢中でやりすぎて寝込む

● 騒音に弱い

● 目は眩しさに弱い

● 寝起きの30分、帰宅後30分はゆっくり休むこと、大事な話もしない

● 皮肉や嫌味は通じない

 

・・・などなど、

沢山の項目を事細かにイラストを交え手作りし、本人と旦那さんに二部渡しました。

 

 

それを見て熟知した旦那さんは、長女さんが没頭してるとタイマーで時間を知らせたり、

それでも止まらないときは肩をたたいて強制終了をさせるんだそうです。

 

 

これについて専門家は

 対処法が整理できていて自分からも提示できるので良い

 取説で自分自身も理解できるのが大事

■ 多くの家庭で生かせるはず

とおっしゃってました。

 

ただこれは本人に自覚があるのが前提で、

自覚がない人にストップをかけると怒られてしまうので注意です。

 

 

 ❖ 次男のスピーチ

 

続いては次男が大学に入り、周囲に理解してもらうために行ったスピーチの一部が紹介されました。

 

 

 自分の事は言葉の通じる火星人だと思って下さい

● 質問するときは選択肢を準備してもらえると見当違いの答えで皆さんを惑わせることがない

● 困って固まっていても表情に出にくいので、怒って無視して見える場合がある

● 集中しすぎで返事が出来ない時もあるので、その場合は机か肩を叩いてくれると助かる

 

すると周りから積極的に質問を受け、コミュニケーションがうまくいきました。

 

 

これは8年間の積み重ねを元に家族で話し合って決めたことで、

次男もそこまでする必要はないかと思ってやってみたところ、とても大事だったといいます。

 

 

以上のことについて、ゲストの栗原類さんは

 発達障害は暗黙のルールや、本音と建前がわからないのでそのままでしか受け止められない

 褒め言葉や元気づける言葉や、ギャグの違いもわからない

 慰めや叱る言葉も、直接分かりやすく具体的に言われると修正できる

 

と言っておられました。

 

栗原さん自身のエピソードですが、舞台稽古のあとお酒を飲みながら反省会をする理由が分からなかったと言います。

翌朝早いので飲み会をさっさと切り上げようとすると

「みんなも早いんだからまだ居なさい」と言われ

「みんなも朝早いなら早く帰ればいいのに…」と不思議に思ったそうな。

 

た、確かに…^^;

 

 

専門家は

我々は暗黙の了解で経験から空気を感じていくけれど、

発達障害だとそれが積み重ねられず、言葉だけで理解するためズレが出てくる

 

とのこと。

 

 

続いてはあるカードゲームに取り組む施設のお話です。

 

次ページへ続きます

お気軽に一言お願いします。 ※コメントは承認制となっております。

  1. @moflion より:

    最近は気軽に、人見知りが激しい事等をコミュ障と言う人がたくさんいて、
    本来の意味でのコミュ障を理解してもらいにくくなってる気もします。
    本当に病気で症状が出ている場合、こんな風に家族間ですら行き違いが
    あるものなんですね(´Д`;)ヾこりゃ大変だ
    旦那さんの理解が、ものすごくある
    のもスゴイですよね!(>ω<)

    • 管理人 より:

      なるほど確かに~!自称コミュ障の人もいますしね
      そそ、実際はこんなに行き違うものなんだと私も興味深い内容でした。
      理解しようと努力した旦那さんが偉いし、なのに奥さんは全くズレや違和感を感じた事がないというのも意外で本人は気付かないものなんだなぁとw

      旦那さん、愛ですなぁ~(゚∀゚*)

  2. jyagaimokororin より:

    わー、この特集観たかったです!見逃した!
    でもカコさんがまとめてくれたので短時間で読めて良かったです

    • 管理人 より:

      有難うございます~!今回まとめるのが大変で挫けそうになりましたがそう言って頂けて救われます✨てか以前書いた「あさイチ発達障害特集1」の記事を今回の「3」と間違えて見に来る人が多かった様で反響の大きさを感じました。NHKさんも初期は手探りでしたがどんどん内容が濃くなってるー!