前回の続きです。
今回は副腎疲労を回復するための方法をまとめてみました。
前回
スーパーホルモンDHEAを増やして、元気ではつらつと過ごしたいですね^^
コチゾールの分泌量
回復法の前に、まずはこちらのコチゾールの分泌量の表をご覧ください。
健康な人はコチゾールが朝に一番多くなり、夜は10分の1に減って睡眠を促すというリズムです。
しかしストレスで副腎が疲れると、コチゾールがたくさん出て抵抗期(ていこうき)に入ります。
この時はコチゾールが過剰に出っ放しなので、夜は興奮して眠れず情緒不安定になります。
しかしまだまだ体は動けるので病気だとは気付きません。
問題は、このあとコチゾールが出なくなる疲憊期(ひはいき)です。
このようになると朝も起きられず一日中何もやる気が出なくなります。
そこで副腎を回復しなくてはならないわけですね。
疲労した副腎の回復法
副腎の回復方法は簡単に分けるとこの5つです^^
多いので、中でも気になったものをチョイスして頂けたらと思います^^;
では順番に見て行きましょう~
1、よく眠る
私たちを元気にしてくれるスーパーホルモンDHEAを増やすためには、これが一番手っ取り早い方法です。
💤 朝寝坊や二度寝を
朝は副腎機能が低下しているので、30分でも朝寝坊をして体力を温存するのが必要です。
専業主婦や在宅業の人は朝寝坊をしたり、家族を送り出してからまた二度寝を。
会社勤めの人は難しいと思うので、せめて休日はゆっくり朝寝坊して下さい。
💤 5分でも昼寝を
そして職場でも可能なら昼寝休憩を取り、ちょこちょこ休む時間を取りましょう。
15~30分が一番脳が活性化されるとのこと。
30分以上眠ってしまうと夜の眠りの妨げになってしまうのでご注意を。
💤 23時までに就寝を
できれば夜の11時までに布団に入るのが理想的。
🌙 部屋の照明を弱める
🌙 パソコンや携帯は寝る前に見ない
🌙 寝室にテレビを置かない
🌙 夜のコンビニ通いはやめる
パソコンやスマホの光、コンビニの照明に当たると必要以上のコチゾールが出てしまうそうなので気を付けたいですね;
💤 目覚まし時計が鳴る前に起きる
意外ですが、目覚まし時計の音で起きると
コチゾールや血圧や血糖値が一気に跳ね上がるので体に負担がかかるのだそう。
早朝に心筋梗塞でショック状態に陥る人がいるのは、このためだとか💦
朝の光で起床するのが理想ですが、疲れていたらそうも行かないかもしれませんが…(;^ω^)
とにかく睡眠は
「無料で一番効果が得られる副腎疲労の特効薬」ですから
少しでも眠ってDHEAを分泌しましょう~!
2、必要な栄養をしっかり摂る
続いては、副腎を元気にする栄養についてです。
✪ 起きたらコップ一杯の塩水を飲む
副腎疲労になるとナトリウムが不足して、立ちくらみや気力低下が現れやすくなるので、朝はコップ一杯に小さじ1/2ほどの海塩を混ぜた塩水を飲むと良いそうです。
精製塩ではなく必ず海塩を使うこと。必須ミネラルが入っていますので。
(私は白湯派なので、梅干しを入れた白湯を飲んでます)
✪ 朝食で必ずタンパク質を食べる
朝ごはんはコチゾールが上がる手助けをしてくれます。
カフェや会社のデスクで菓子パンとカフェラテのような食事だと、血糖値が急激に上がるので逆に疲れて副腎疲労が悪化するとのこと。
副腎疲労の人には和食がおすすめで、卵、納豆、豆腐、肉、魚など何でも良いのでタンパク質を必ず摂りましょう。
食べられない人は、梅干し(無添加のもの)や野菜スティック、果物やプロテインバーなどを。(野菜ジュースは高血糖になるので避けて下さい)
✪ 果物でカリウムを補う
副腎疲労によるカリウム不足は気力の低下を招くため、果物から補うようにします。
特に夕方3時~4時にコチゾール濃度が低下しやすいので、おやつの時間は新鮮な果物を食べてエネルギーを蓄えると良いそうですよ。
✪ 必要な栄養素を食品やサプリで補う
副腎の回復に役立つ栄養素はこちらです。
・コエンザイムQ10
・αリポ酸
・ビタミンB群
・マグネシウム
・ビタミンE
・ビタミンC(眠る前が効果的)
特に副腎疲労の人はビタミンB群が枯渇状態なので、B群は必須です。
とはいえB群はとても多いので、本間先生が症状別に必要な栄養素を書いてくれたのをサブページで作りました。ぜひ参考にしてみて下さい。
そして、ビタミンB群の食品が詳しく載っているのはこちらのサイトです
私はマルチビタミンとマルチミネラルのサプリも常飲してます^^
3、毒素を排出する
沢山眠って栄養を摂ったら、体に溜まった有害物質のデトックスもしちゃいましょう。
副腎が疲れやすい人は肝臓も疲れているそうなので、肝臓も元気にしなくては~
1、薬味やハーブで毒素を排出する
ネギ・生姜・しそ・みょうが・玉ねぎ・ニンニクなどの薬味や
パセリ・ミント・バジル・パクチーなどのハーブも解毒作用を助けて肝臓の働きを高めてくれるので、積極的に摂りたいですね。
飲み物は、ハーブティー・麦茶・番茶が良いそうです。
2、旬の野菜や果物を丸ごと食べる
フィトケミカルという抗酸化物質は、野菜や果物の色素成分や辛味成分に入っているので
皮も根っこも実も丸ごと食べると抗酸化作用があり、免疫力アップや老化防止になると言われています。
ただ残留農薬が心配なので、オーガニックだと安心ですね。
3、エプソムソルト(硫酸マグネシウム)をお風呂に入れる
エプソムソルトをお風呂に入れて温まるだけで解毒作用があり、
体内に入り込んだ有害な物質をオフにするそうですよ。
4、便秘をしない
体に取り込まれる毒素は、
重金属、加工食品、食品添加物、残留農薬、化学物質、ホルムアルデヒド、ドライクリーニングの残留溶剤・・・沢山ありますが、
これらは70~80%は便から、20%が尿から、他は汗や髪の毛、爪の中に有害物質は排出されるそうです。
副腎疲労になりやすい人は体の自浄作用や解毒機能が弱く、消化器官機能が低下している場合が多いので、
毒素やストレス、偏った食生活、抗生物質の常用などを減らして、腸内環境を良くする必要があるんですね。
ただし便秘解消のヨーグルトなどの乳製品は副腎に良くないそうなので、
漬け物や味噌などの植物性乳酸菌やサプリから摂るのがおススメだとか。
また、早朝に目が覚める人は体内に毒素が溜まってるという話もあります。
肝臓に負担がかかるアルコールや、空気が悪い場所、殺虫剤、薬に頼る生活、添加物の多い外食などは避けた方が良いそうです。
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