前回の続きになります。
七羽の雛を連れて帰ってきてしまった夫。
さてどうしたものか…!
そこで今回は、四十雀のヒナを保護したら準備するものその①です。
準備するものその②はこちら
では、いってみよ~~
巣箱と保温について
先にお断りしておきますが、こちらはまだ
羽根が生えそろってない雛への対処法になります。
羽根が生えそろい、目も開いていて羽ばたこうとする場合は、
餌はこちら
保温や湿度は必要なくなりますのでこちらをどうぞ
(でも衰弱してる場合は30~33度くらいで温めてあげましょう)
① 巣箱を作る
まずは巣箱を作りましょう。
小さめの段ボールに空気の穴を空け、
厚めのキッチンペーパーを数枚敷いて、裂いたティッシュを敷き詰めます。
プラケースは湿気がこもり不衛生ですし、鳥かごだと保温に適さないため、
ダンボールや藤のかごのようなものにティッシュを敷いてあげましょう。
(ティッシュも雛の首に絡まってしまうことがあるため、短く裂いた方が良いです)
② 保 温
とにかく雛に一番大事なのが保温です!!!!
一も二もなく、保温です!!!
鳥は40度くらいの体温なので、羽根が生えそろっていない雛の場合は
37℃くらいをキープしてあげて下さい!
羽根が生えてない雛は体が冷えやすく、
それにより衰弱して消化不良から餌が食べられなくなり、
結果的に餓死するような形になってしまうのです。
そうならないよう温度計を使い、適温で24時間保温してあげて下さいね。
※羽根がほぼ生えそろっているコでも30~33度くらいは必要です
そして、保温に使えるのはこの中のものだけです。
・ 電気スタンド
・ 裸電球
・ ペットヒーター
・ ペットボトル
・ 湯たんぽ
・ 電気あんか
・ こたつ
・ ホットカーペット
※カイロは酸素を消費するのでダメですし、
灯油ストーブやファンヒーターは一酸化炭素中毒になる危険性が高いので使えません。
私達の失敗と懺悔
ここで失敗例を。。。
うちでは最初こうして↓湯たんぽを15~30分おきに一つずつ沸かし直していました
涼しい場所も一応作っておいたしこんなもので大丈夫かな?と。
(このときは温度計がなかったので、感覚でした…)
※左上の円は湿気用の濡れティッシュを入れるカップです↑
また、床置きすると寒くて湯たんぽがすぐ冷めるため
使ってないデスクトップパソコンにタオルを敷き、手前にダンボールの台を置いて
机の横に設置していました。
しかしこれでは横二面と上がスッカスカ!
全然保温になっていなかったのです…!!!
このせいで三日目に弱る子が出てきてしまい、その子たちは四日目に餌を食べられなくなってしまいます。。。(無理に口に入れていました)
夫は五日目の朝、鳥の専門店にアドバイスを聞きに行き
保温がとにかく大事だと教わるのですが、夫が帰宅する頃になんと
三羽がパタパタと亡くなってしまったのです…!!(;O;)
大事なのは上からの保温だった
そこで夫が気付きました。上から冷たい空気が来ることに!
急いでダンボールの内側と上部に熱湯の入ったペットボトルを置き、
ハロゲンヒーターも引っ張り出してガンガン保温しました。
その頃になって温度計も買うというていたらく!ああごめんなさい!ごめんなさい!!!
ここまでしてやっと巣箱の温度は37度になり、衰弱して危なかったもう一羽が持ち直しました・・・><。よかった…!
ここで分かったのは、
保温は上からが特に大事だということ・・・!!
横をいくら温めても段ボールで遮ってしまってたんです;
やはり上から暖めるスタンドや、こたつなどがいいのかもしれません。
(ただし必ず半分だけ当てて涼しい場所をつくります。ライトは直接だと眩しくて雛が落ち着きませんので気を付けましょう)
何もない場合は、うちのように
そして夜は特に数時間おきの温度チェックが必要なので、
ストーブやこたつ、ライトを使う場合は火事にならないようお気をつけください!
ペットヒーターやペットボトルがやはり安心かもしれません。。。
温度が絶対的に大事
・・・このように、保護した雛が息絶えてしまう一番の理由は温度だったのです!
そこに気をつければ八割は問題が解消できたと思っていいかもしれ
背中がモヒカン。グラグラしてるので常に何かに寄りかかっています。
私達が最も反省し未だに後悔している点なので、もし雛を保護される機会が巡ってきた方は是非憶えておいて頂きたいです。
しつこいですが、
雛はとにかく徹底的に温めること!!これに尽きます!
ただし鳥も熱中症になるので、高温過ぎてもこれまたNGなんですよね💦
必ず涼しい場所を作ることと、湿気も必須なのです~あー難しい~
それから100均でいいので温度計がない場合は早めに買っておきましょう!
というわけで次回は、湿気と給餌器、餌について紹介します!
野鳥保護③へ続く
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